院長のひとりごと。

土曜日, 9月 16, 2006

こども。

昨日、待望の第1子誕生。2848gの男の子。
残念ながら仕事のため立ち会うことはできなかったが、仕事の合間を縫って駆けつけ、これが自分の子供かという感じでまじまじと見る。以前リスザルを買ったことがあるが、それと同じ様な小さい手足をわずかに動かしている。正直、まだ実感はない。
一昨日の夜から妻が産気づき始めた。初産のためよくわからなかったようだが、「周期的に下っ腹が締め付けられる」と言う訴え。お互いに「これが陣痛かなぁ」などと言いながら様子見。深夜1時に病院に電話を入れたときには、「もう少し間隔が短くなるまで様子を見てください」といわれ、様子見。3時過ぎには5分間隔になったらしく、病院受診、子宮口が5cmとのことでそのまま陣痛室に入院。ずっと付き添っていたが4時、5時になるにつれ陣痛が強くなる。その病院では陣痛に対して「会陰押さえ」と言う陣痛緩和の手技を売りにしていて、助産師さんが呼吸に合わせて押すと痛みが楽になるそうだ。
助産師さんがいない間、陣痛時には私が代わりにやっていたのだが、あんまり効果がなく、思いっきり悪意を込めて押していても女性の小さい手が当たるのと違うとのことだ。
そんなこんなで喚きながら7時を向かえると痛みもピークに。助産師さんの指示で分娩室に移動。
子宮収縮と胎児心拍の監視モニターをつけながらいきみ開始。子宮収縮も2~3分おきでうまくいきめている様子だったが、時計はすでに8時過ぎ。未だ破水もしない。9時から診療のため、母に付き添いを交代してもらった。
後から聞いた話ではその後初産で疲れたためか、子宮収縮が弱くなり促進剤を点滴静注。破水が9時半。その後もあまり出てこなかったため会陰切開+吸引分娩。さらには看護師さんが馬乗りになって子宮を圧迫してやっと出てきた。
そのため頭に大きな血腫があり、熱を出していたとのこと。
皆さん、ご苦労様でした。
午後は気だるいながらも嬉しい気分で仕事をすることができた。