院長のひとりごと。

水曜日, 4月 18, 2007

ワイドショーの謎。

「ワイドショー」。

最近では使い古された感のある言葉だ。

芸能やニュース、三面記事のような話題を番組独自の視点で面白おかしく編集し、さらにコメンテーターと称する人間が自分の意見を視聴者に押し付ける番組だ。

と、批判的な書き方をしてみたものの、かく言う私も好んでよく見たりはする。
ワイドショーへの賛否両論は別の機会にするとして、今日はその中のワンコーナーをピックアップしたい。

それは、「生CM」だ。

「生CM」。番組の合間にスタジオ脇から商品の告知をするコーナーである。
以前は各局ワイドショーの合間に必ずと言っていいほど挿入されるワンコーナーであったが、今では時代の流れか、ほとんど廃れてみることが出来ない(私が仕事のために見れなくなったのかもしれないが)。
そんな中、フジテレビの朝のワイドショー(製作者は「情報番組」と言っているが)『とくダネ』は、ここ最近、私の知っている生CMを行う唯一のワイドショーだ(他局の番組をあまり見ていないというのもあるが)。
大体9時前くらいにコーナーに入る。内容は洗剤などの主婦が使う家庭用品のことが多い。
スタジオ脇のセットから放送しているためか、後ろがセットの移動やスタッフの声等でざわついている事が多く、それが生CMのBGMとなっている。

ところがある日、そんな私の中の生CMの概念が崩される事件が起こった。

何気なく生CMを見ていると、突然「キュルキュルッ」という音とともに画像が乱れた。そして次の瞬間、生CMのお姉さんがまたさっきと同じことをしゃべるではないか!!!

そう、生CMは生放送っぽい演出をしたVTRのコマーシャルだったのだ!!!!!!

私は愕然とした。
今までの概念が見事にひっくり返されたのだ。
以前まではスタジオ脇から本当に放送していたのだろう(おそらく1980年代くらいまでか)。
しかし時代の流れとともにVTR化されていたのだ。
確かによくよく考えてみると、「とくダネ」では生CMの間にセット替えや出演者の移動が行われることはほとんどないはずだ。
あのBGM(ガタガタという音)も作り物なのだ。

でも、そうとわかると演出のためとはいえ、ガタガタと音をわざと立てている人がいるという事になる。
想像するとちょっと面白い。

後日談。
生(放送っぽい)CMでは、前のコーナーの「お知らせの後で!」というフリを受けて、あたかもモニターを見ていたかのごとく、笑顔でうなづきながら「ハイ。」と言ってからしゃべり始めることがある。
しかしこの前の放送で「殺人事件の詳細はお知らせの後で。」という重たい話題のフリだったにもかかわらず、笑顔で「ハイ。」という受け答えが成立していた。
これを見ても「VTRなんだなぁ」と改めて感じた。
せめて暗い話題バージョンとかも撮っておいたほうがいいんじゃないの?

木曜日, 4月 12, 2007

再びパソコン話。

ここ最近色々試すことがあった。

まずは「Open Dolphin」。
オープンソースの電子カルテで、ORCAとの連携もでき、今後の導入も考えていたが、WoodyからSargeにグレードアップした際に、仕様が変わり使えなくなっていた。
ウェブページもしばらくリニューアルせず、自力のない私にとっては何も出来ない状態が1年近く続いていた。まぁ、オープンソースだから文句も言えないし・・・。
それが、ここ最近リニューアルし、Sargeにも対応できるようなサーバーやDerbyを使用したバージョンまでダウンロードできるようになった。
ちなみにDerbyとはjava上で動くデータベースのことらしい(やはり不勉強)。
今現在、試用として診察室のパソコンからPostgreSQLにアクセスしてデータのやり取りを出来るまでになっているが、電子カルテとして使うのにはちょっと抵抗があるため使っていない。
なぜかというと電子カルテには、患者満足度を下げる要因もあるからだ。よく「医者はパソコン画面ばかり見つめていて横柄だ。」などの話も聞くし、入力の遅い私にとってはよりじっくり見つめないといけないためだ。そこでオーダーシステム代わりに使うことも考えたが、それならORCA on javaのクライアントで十分のような気もするし・・・。いずれにしても今後の検討課題だ。

パソコン関連ではOpenofficeのこともある。いつの間にかバージョンが2.1までグレードアップしており、あわててバージョンアップをした。しかしインストーラーが95MBもあり、診療所で使用している貧弱なADSL回線では30分近くかかった。

また昨日SargeORCA試作機(初号機)のセキュリティーのアップグレードを久々にしていたら、異様なまでのパッケージキープの数。「?」と思い、コマンドをdist-upgradeに変更したら、gnomeは削除されるわ、型番にetchの文字の入ったパッケージはあるわ・・・。
もしや!!!
と思い、Debianのウェブページを見たら。
そう、メジャー番号のバージョンアップが行われていたのだ。
Debian Etch (4.0)!!!
出る出るとは聞いていたが、まさかこのタイミングで・・・。
あわててaptlineをstableに変えて、すべてのdist-upgradeを開始。総計650MB位あり、自宅のFTTH回線でもダウンロードに2時間30分かかり、パッケージの設定等が終わったのは深夜1時。
それからはORCAが壊れているのを見たくないため、動かしていない。

また雑誌で情報収集しないと。いきなりバージョンアップするんだもんなぁ。
まぁ、先駆者のおかげでEtchORCAも怖くないけど、また診療所のパソコンをアップグレードするのに時間かかるし。

まぁ、便利になるんだし、我慢するか。
でも診療所のADSL回線でアップグレードしたらどれだけ時間がかかるか・・・おぉ、怖い。